なぜ行動量を増やしても、再現性は上がらないのか

──過去の自分がずっと見落としていたこと

はじめに

「まずは量をやろう」
「行動しなければ、何も始まらない」

これは、間違っていません。
実際、行動量が足りない状態では
成果が出にくいのも事実です。

ただ、過去の自分は
行動量を増やせば、再現性も自然と上がる
と信じ切っていました。

今振り返ると、
そこに大きな勘違いがありました。


行動量が増えても、成果が揃わない理由

当時の自分は、

  • 電話本数を増やす
  • 商談数を増やす
  • ヒアリング回数を増やす

とにかく「数」を追っていました。

それでも、

  • 取れるときは取れる
  • 取れないときは取れない
  • 人によって結果がバラつく

そんな状態が続いていました。

量は増えているのに、
成果の出方が安定しない。


再現性は「量」ではなく「揃い方」で決まる

ここで初めて気づいたのは、

再現性とは
「たくさん起きること」ではなく
「同じ条件で、同じ判断が起きること」

だということでした。

行動量を増やすだけでは、

  • 何を見ているか
  • どう解釈しているか
  • どこで判断を切り替えているか

が人によってバラバラなままです。

だから結果も揃わない。


行動量は「考えなくていい状態」を作ってしまう

少し厄介なのは、
行動量を増やすと、

  • やっている感
  • 頑張っている実感

が強くなることです。

過去の自分も、

「これだけ動いているんだから、
どこかで結果は揃うはず」

そう思い込み、
判断を振り返る時間を持たなくなっていました。


見落としていた3つのズレ

今振り返ると、
再現性を下げていたズレは
この3つでした。


① 観察しているポイントが揃っていない

同じ電話をしていても、

  • 何に注目しているか
  • どこを重要だと感じているか

は人によって違います。

ここが揃わない限り、
次の解釈も判断も揃いません。


② 解釈が言葉にされていない

「温度感が高い」
「手応えがある」

こうした表現は便利ですが、
中身が共有されていない。

結果として、

  • ある人はGO
  • ある人は様子見

同じ状況でも判断が分かれます。


③ 判断の切り替え条件が曖昧

行動量だけが増えると、

  • いつ提案するのか
  • いつ切り上げるのか

が感覚任せになります。

これでは再現性は生まれません。


再現性が上がり始めたときの変化

再現性が上がり始めたきっかけは、
行動量を増やしたことではありませんでした。

やったのは、

行動の前後で
「何を見て、どう判断したか」を残すこと

  • なぜ今は提案しなかったのか
  • なぜ今回はアポを打診したのか

これを言葉にするだけで、
同じ行動でも成果が揃い始めました。


行動量は「必要条件」であって「十分条件」ではない

今の自分にとって、
行動量の位置づけはこうです。

  • 行動量がない → そもそも検証できない
  • 行動量がある → ようやく再現性の入口

行動量は大事。
でも、それだけでは足りない。


このサイトで伝えたいこと

digoutで伝えたいのは、

  • 行動量を否定すること
    ではなく
  • 行動を「判断の材料」に変える視点

です。

量をこなしている人ほど、
一度立ち止まって、

「自分は、何を根拠に判断しているのか」

を掘り下げてみてほしい。


おわりに

もし今、

  • 行動量は増えている
  • でも成果が安定しない

そう感じているなら、

努力が足りないわけではありません。

次に必要なのは、
行動を増やすことではなく
判断を揃えること。

過去の自分が、
一番遠回りしたポイントでした。